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干支が一周したので思い出話

あんまり暗い話をするのもどうかなーと思うんですけど、今年で12年ということでちょっとだけ思い出を書こうかなと筆を取りました。
まあ私はちっとも被災してないので本当に思い出話程度というか。備忘録というか。
Twitterのログが取れてなかった・消えてしまったのでこれ以上忘れないように…という個人的なメモも兼ねています。

震災当日。中学校の卒業式を控え、学校の掃除をしよう!ということで、私たちは中庭の掃除をしていました。
確か自分は側溝掃除に勤しんでたんだったよなぁ。震災のときなにしてた?って聞かれてドブさらってました!って答える。
14時46分、談笑しながら掃除をしていたところに、教師(学年主任だったかな?もう覚えていないや)が「窓から離れなさい!!」と声を張り上げました。
何だ何だと慌てて中庭の中央に立つ私たち。
「……揺れてる???」
ゆっくりとした長い横揺れでした。市内は震度4だったと聞いていましたが、今気象庁の震度データベースを見たら、自分のいたエリアは震度3程度だったようです。けれど経験したことのない揺れで、いよいよ世界が終わるんだろうか…とぼんやり考えていました。
それから下校前にまた少し揺れて。なにかえらいことになっているようだ、というのは学校の先生たちの様子で察していました。
自転車をカッ飛ばして、慌てて帰って。
父親の書斎に転がり込むと、PCをつけて、テレビをつけました。

――今まさに、津波が、街を飲み込んでいく様子が、映し出されていました。

恐ろしい映像でした。人の乗った車が、黒いうねりから逃げる様子。簡単に押し流されていく建物。きっと流されている人が映っていたかもしれません。
これが、リアルタイムで、いま、起こっている。
衝撃でした。(あれを見て衝撃を受けない人はいないでしょうけれど)中学生の私にとって、凄まじいほどの衝撃だったのです。
自分はずっと山に囲まれた場所で暮らしていたこともあり、海は遠い場所であって、津波に対するイメージもまったく無い状態でした。スマトラの津波も写真だけは見たことがあったけど、いまいちピンと来ていませんでした。

……あの映像をリアルタイムで見たからこそ、大学に進学して、さあこれから地理を学ぶぞというときに、災害のことも知っておこうと思えたのかもしれません。

その後、福島の原発や、都内の帰宅難民や、そういうニュースが流れて。
幼かった弟はニュースを見たくないとぐずり(当たり前です)、ニュースで情報収集に努めたかったわたしと喧嘩になりました。親がどう仲裁したのかなんて覚えていないけど、私は結構遅い時間までテレビにかじりついていた記憶があります。従姉妹とおじが福島にいたこともあって、中学生なりに心配だったのかもしれません。(内陸部にいたので無事でした。よかった~…)
翌朝。長野の北のほうでも大きい地震があったが、大丈夫か、とフォロワーさんたちが心配してくれていて、「全然気付かなかった…」と返しました。マジで当時のわたしは一度寝ると何をしても起きなかったので…。

震災の直後、春コミが中止になったり、やっとの思い出チケットを取ったアニメのイベントが直前で中止になったり。色々ありました。ぽぽぽぽーんも流行ったね。
それから何年か経って、大学に入って、災害のことを学んで、下級生の東北フィールドワークについていって。
気仙沼線にも乗った。大船渡線にも乗った。BRTの車窓からも見える、高く高く作られた堤防。海が見えない、と現地の方が言っていたこと。
そうして埼玉までの帰り道、常磐線の代行バスに乗り込んで。
――まだ、あのときのままの街並みがそこにあって。ここはずっと止まってしまったままで。
復興なんてまだ遠い世界だと。いまだ人の手がつけられない場所すらあると。
知識としては知っていても、実際に見るのとでは違うものです。

それから大学を卒業して、就職して、コロナ禍になって。全通した常磐線に乗ろう、と2020年の10月頃、再度東北を訪れました。
せっかくだからと女川まで行って、温泉に入って、震災遺構の旧女川交番を見て。パネルに書かれた言葉の力強さにまた打ちのめされて。

2011年の震災復興、終わるにはまだまだ長い年月がかかると思っています。
まだこれからの場所だっていくつもあります。
でも、少しずつ、少しずつ、進んでいるのです。

私は被災者でもなんでもない、ただの地理学のオタクであって。
この災害大国において未だに一度も被災経験が無いという、めちゃくちゃラッキーな人間です。何なら震度4までしか経験したことがありません。超絶ラッキーな人間なのです。

私の学んできた、災害に関する知識なんて活かされる日が来ないでほしいと思っています。
けれど、一生無縁というわけにはいかないはずです。
だから、いつか来る災害に備えましょう。出来る範囲で学んでいきましょう。

…というちょっと重たい話でした。今日はここまで。
災害対策、ちゃんとしようね!(と書いている割にあまり備蓄してないのでした。)
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2023-03-11 : 日記 : コメント : 0 : トラックバック : 0
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キサワ(槻澤柚季)

Author:キサワ(槻澤柚季)
インターネット在住2☓年目のオタク的な生き物。
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